弱火で煮込めばいつかは溶ける


 ぬいぐるみハンター終わりで、そのまま下北沢にて会議。
 何かが決まったような決まってないようなテンションで始まりそして終わりましたが、とにかく今やるべきことは各人の信じる『おもしろポイント』を共有しあうことだと思ってるので、これでいいんです極めて順調です。経験から言わせてもらうなら、本当に有意義な閃きはどうでもいい会話の中にしか隠れていないのですよ。嫌いな言葉は「四角四面」です。だってありえないだろ、四角いのならそれは六面体だし四面体は三角形だろ。そこなのか怒りの矛先は。
 ま、ともかく、今回の会議でまた一つ心強い武器を手に入れたのは確かなこと。
 たとえば僕はこういうのとかこういうのの何がどう面白いのかを演劇で説明できやしないだろうかってずっと考えていて、その答えは多分いつまでたっても出ないのですけど、答えとはいわないまでも解法の一つや二つくらいどっかに落っこちてんじゃないか、との思いを捨てきれてない。けれども僕は演劇に携わる人ではあっても劇作家でも演出家でもないので、小道具という狭くて曇った覗き窓から見えている風景しか描き出せません。
 ただし、この窓から見える演劇の側面てやつは、いくぶん地味ではあるけれど見所は決して少なくはないし、台詞聞き取ってストーリー追うだけが演劇じゃないぞ、総合芸術なめんなよ、って言いたい。吠えない犬はいきなり噛むから気をつけろ!