エスカレート青天井

  • 様子見に顔を出したら、運よく通し稽古に出くわす。なんだその偶然。
  • つまりは、どんなストーリーなのかも知らずに今日まで小道具作ってたことになるんですが、フタ開けて見てびっくり、主役張ってるじゃないですか。しかも同時に「話の中心にいながら自己主張をせず、生身の役者を立てる小道具」として気遣いのできる存在でもあり。今回は小道具預けっぱなしで本番あまり見れないのが心配の種だったんですが、わが子が立派に舞台に立ってて父さんは嬉しいよ。
  • 通し稽古で見た「ロマンス」は、わずか30分の間に溢れんばかりのアイデアを惜しみなく詰め込んだアホみたいな快作に仕上がってて一安心。とくに、活劇における殺陣の歴史を塗り替えかねない超異種格闘戦の連続は圧巻で、普段あんまり殺陣見てトキメかない僕の視線も思わず釘付け*1に。そもそも全部で5人しかいない芝居で殺陣やっちゃう時点でどうかしてるんですが、予想の遥か上をゆく代物になってるのは保証します。
  • 役者兼演出家として演出席と舞台上を行ったり来たりするモラル氏が一言「お、おどろおどろしい音楽…」と呟いて倒れ伏した、その断末魔が素敵。それはキューなの、それともセリフなの?

*1:だから、逆に言えば普通の殺陣にトキメける人の目にはどう映るのか保証できませんが。