ふぞろいな野菜

  • 土曜日は全3ステージという極度にタイトなスケジュールの中、あちこちで勃発するハプニングの数々。
  • たいていスタッフで何回も見ていると、見飽きてしまわぬように自然と自己防衛本能が働き、ストーリーではなくそういったハプニングだとか他の回との差異なんかを面白がる、いわゆる「おかしな着眼点の人」になってしまうのですが、舞台上を覗く者は等しく舞台上からも覗き返されている。「客席でにこにこしてましたよね」などと言われたので、負けてなるものかと19:30の回は極力ムスッとした顔で過ごしてみたり理由なき反抗を試みるも、入場が遅れてしまったせいで最前列に座るはめになり玉砕。
  • それにしても表情まで見抜かれているとは、あの人たちは緊張を和らげるためにお客さんを野菜だと思ったりはしないのだろうか。あ、いや客席を野菜に見立ててしまうと猛烈にややこしいことになるのか、今回の場合は。
  • あと1回しかありませんが、犬串チーム、いいナンセンス育ってます。ナンセンスが「なんの芝居を見ていたのか忘れさせるセンス」の略語なのは言わずもがな。躍動感ゼロの5分間に宿る破壊力は、すでに小道具の手を離れて一人歩きを始めています。