ベターポーヅ「4人の美容師見習い」

Better than "more better"

意味があることに必ずしも意味はなく、意味がないものにも意味付けはできる。ベターポーヅを観るうち、手伝ううち、関わるうちに僕が自然とたどり着いたのはそんな持論でした。 そりゃ確かに作家は演出家は綿密な計算に基づいて作品を作り上げなくちゃならな…

出番は二回

初日あけて膝笑う。 今回、いつもとは違うポジションについている僕が感じるプレッシャーは尋常じゃないわけです。小道具だったら忙しいのは本番前だけ、本番中は(壊れたりしないかビクビクしながらも)比較的リラックスして観客席の一人に紛れられるのです…

左脳には見えない風景

明日から小屋入りという時期にきて初めて通し稽古を見る。 ベターポーヅの名誉のために言っておきますが、通し稽古が今日まで行われなかったわけでは勿論なくて、ただ単に僕が見る機会が今日までなかっただけの話。僕が日常的な些事(些事と言い切っちゃおう…

たとえばこんな、ダンシング

雷雨の中、稽古場へ。初めて今回の稽古を見る。たっぷり長尺のダンスシーンを見ながら、ああそうだったベターポーヅってこんなだったと思い出し、ただただ物理的に、蛇口をひねられたみたいに目許が潤む。と同時に、ただただ物理的に、テグスで持ち上げられ…

まだ何も言えぬ

遅まきながら、ようやくベターポーヅの稽古場へ。 そして早速、稽古も見ずに別室で小道具作業など。 稽古を見て台本を読んでいてもワケガワカラナイ小道具が次々に出てくるのがベタポの醍醐味のひとつですが、稽古を見ず台本も読まずで作りはじめる小道具は…