脱「脱・脱力系」

内ゲバ 「毛芸」 作・演出・出演:吉田麻生(むっちりみえっぱり) @神楽坂die pratze やめた人 独りになった人 はじめた人 媚びない人 振り返った人 ふわふわしている人 爆発した人 悩む人

チケット代が3000円に満たない芝居はなぜ面白いのか?

「自己嫌悪のできる人」が好きです。そう言ってしまうと非常に負のイメージがありますが、僕は「向上心のある人」とほぼ同じような意味で使っています。だったら何が違うのかっていうと、弱点・欠点・コンプレックスなど自覚症状を抱えているかどうか、が要…

永遠のシンキングタイム

これらの文章は、間違っても「演劇論」などではありません。ただの一人のヒネた人間による思考回路図です。引用したり何かの裏付けに使う際は充分にご注意の上、自己責任にてお願いします。 僕自身、この考え方が絶対に正しい、とは一切思ってないし、いつか…

靴が履ければ誰でもよかった

名前に神がつく演出家ばかり見ている週末の2本目。 COLUMBA 「シンデレラ」 作・演出:石神夏希 @横浜BankART Studio NYK

特別なんかじゃない

キレなかった14才りたーんず 「すご、くない。」 振付・演出:白神ももこ(モモンガ・コンプレックス) @こまばアゴラ劇場 客入れ中の放送部による「学校で 楽しそうなやつ みんな死ね」という無季俳句に笑いながらも深く頷く。根が暗くない人とはイマイチ…

粗末にする美学

ヤン・シュヴァンクマイエル 短編集 [DVD]出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2000/09/21メディア: DVD クリック: 13回この商品を含むブログ (29件) を見る さんざん好きだ好きだ言っておきながら未見だったシュヴァンクマイエル御大の短編『フード』を…

司書が語り継ぐ部屋

KAKUTA 「帰れない夜」 脚本・構成・演出:桑原裕子 @下北沢ザ・スズナリ 井上夢人『あなたをはなさない』 小池真理子『生きがい』 田口ランディ『縁切り神社』 朱川湊人『昨日公園』 短編小説4本の朗読を骨組にして繋いだ1本の大長編。

エリザベスの不在

うさぎ庵 「7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母」 作・演出:工藤千夏 @アトリエ春風舎 こんなタイトルをつけられて観に行かないほうがどうかしてると思う。海外で実際にあった事件(というほどでもない小事件)を元に骨組み肉付け脚色施した、静かな愛憎劇。

今季最初の半袖日和

東京にいる数少ない友人の一人のお引越しを、東京にいる数少ない友人の一人とともに手伝う。わかりにくい表現ですが登場人物は僕を含め三人です。 徒歩7分しか離れてない旧居と新居を、車だと遠回りするしかなくて10分、4往復。先日のこゆび侍のバラシの3…

4月のDJ

もう4月にもなってダウンジャケットってこたあないだろうと思うのですが、朝早くはやはり手放せません。そして昼過ぎになって後悔。ほかに上着がないというのが最大の原因だと思う。 ここ半月間くらいで確信に至ったのですが、「すっかり春だね的な発言をし…

反対の酸性なのだ

壁ノ花団 「アルカリ」 作・演出:水沼健 @こまばアゴラ劇場

バスタブ女神と五百万の毒婦

こゆび侍「エスカルゴ」無事終了しました。ありがとうございました。前頭葉がチリチリするような景色は、皆様の目にも見せることができたでしょうか。 何を書いても自伝的になってしまう作家・成島氏が『虫』というオブラートなしで真正面から挑んだ不安克服…

満身創痍のアンチテーゼ

やっと半分折り返しました。白髪が3本増えました。手先だけ体温が異常に低いです。鼻が詰まりすぎて自分の豚鼻で目が覚めます。劇場入り時間にギリギリ間に合う計算で家を出たのに30分も早く着くという不思議体験しました。それでも僕が来る日も来る日も劇…

殻つきぬけて

初日、明けてしまいました。まさかの午前中ゲネプロ、昼本番、夜本番と3連戦。役者陣のエネルギー消耗の激しさは想像に難くないですが、エネルギー保存の法則に従って放出したぶんだけのエネルギーが客席に流れ込んでいることを切に祈るばかり。 稽古場でも…

王子前夜

もう明日から劇場入りです。ここにくるまで長かったような短かったような、でもやっぱり短かったような。 最終通し稽古の直前、あえて制約にとらわれず倍速で好き勝手やってみるクイック通し稽古を決行。その超跳躍的な面白さ、楽しさを前に、ある確信が胸に…

転倒者続出

ゆうべは風が強かったからなあ、と思いながらシャッター切って、3時間後に同じ道を通ったら増えていた被写体。謎は深まるばかり。なんなの、流行ってんの?

天才詐欺師と呼ばれたくて

通し稽古でした。全体的に良好。以上。 とだけ書いて終わらせたくなるほどに今回の作品、小道具に限らず未解決事項が極端に少ない。100点の人と70点の人との演技の差を詰めるだとか、そんな現実的な課題しか残ってない。そんな現場で小道具あらかた作り終え…

あっけの取り合い

くねくねし 「おぼろげうるわしくねくねタートル」 作:杉林充章/演出:小田井孝夫 @下北沢駅前劇場 2年ぶりに沈黙を破るくねくねし。2年前と変わりなく暴れまわる姿に、そうなんだよ、こういう劇団にこそ解散しないでいつまでも続いてほしいんだよと思…

空白の五年間

ダックスープ・プロデュース 「この世界から消える魔球」 作・演出:ブルースカイ @下北沢ザ・スズナリ

小市民危うきに火を放つ

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信,片山若子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2009/02/28メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 78回この商品を含むブログ (322件) を見る秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)作者:…

煩悩と同じ数

劇26.25団 「108」 作・演出:杉田鮎味 @五反田アトリエヘリコプター 物語は収束も解決もしていないのに、暗転した瞬間「ああ、これで終わりなんだ」と全身でストンと理解できる。「えっもう終わり?」とはならないし、「まだ続くの?」ともならない。過不…

クリックしたら人がいた

秋山羊子 「ピラニアの棲む湖」 買うなら絶対ひつじラボからの注文がいいと思います。 注文確認メールを読んだだけで不覚にも涙腺をやられた。事務的すぎず馴れ馴れしすぎず商売欲にまみれてもない、ただ「歌う人」と「聴く人」、一対一での真摯なやり取り。…

想定外のリアリズム

あれ、こんなはずじゃなかったのに。 あんまり精巧に作ると色々マズイので実力の75%でやる、と宣言したにもかかわらず、120%だか130%だか、「誰もそこまでやれとは言ってない」くらいの物が出来上がってしまい、それを鞄に入れて運ぶことにさえ若干の躊躇…

ボンヨーは怖い

劇団サーカス劇場 「カラス」 脚本:清末浩平/演出:中野敦之 @新宿タイニイアリス 生粋のカラス好き*1としては非常に惹き付けられる直球のタイトルでしたが、予想に反してカラスほとんど活躍せず。とはいえ、タイニイアリスの立地条件込みの演出でやりた…

愛媛x果実x蜜柑x焼酎

とある資料を小脇に抱え、二日連続で稽古場訪問。 この稽古場で小道具らしいことは未だに一つもしてないんですが、なんでしょう、ドラマターグ的なポジションに座らされてます今現在。だって自分が関わる以上は少なくとも自分が見て面白い作品になってほしい…

パンが伏線

なんだかんだでもう今月末に本番を迎えるこゆび侍の稽古場へ。どうも今回はメンバーにも脚本にも根拠はないが不安がない。漠然とした安心感に包まれて。普段から心配と念慮にまみれた僕がそう思うのだから余程なんでしょうよ。 台本の読み合わせを終えた後で…

よもやま経済

Rimini Protokoll 「カール・マルクス:資本論、第一巻」 演出:Helgard Haug/Daniel Wetzel @にしすがも創造舎 前回のムネモパークがあまりにも面白かったので、俄然期待の高まる第二回来日公演。原作未読。原作? とりあえずドイツ語のヒアリングができ…

異文化コミュニケーション

ワワフラミンゴ 「流れる生活」 作・演出:鳥山フキ @原宿greenz 自然光射し込む窓つきの劇場・下北ファインホール閉館後に選ばれた次の上演場所はカフェの3階。ファインホールで観たときは白昼光でしたが、今回は夜公演だったので原宿郊外の疎らな夜景と…

遅延

the end of company ジエン社 「ゴーストニートペアレント」 作・演出:作者本介 @高円寺明石スタジオ 『努力は必ず報われる』みたいなことが当たり前の美徳として備わっている世の中で、一貫して「やる気のなさ」を作品として発表し続けるジエン社の背徳美…

山頂からの歌

ナルペクト 「ラストナンバー2009」 脚本:鈴木しげき/演出:成島秀和(こゆび侍) @恵比寿エコー劇場 成島秀和 in 吉本興業。この特異な組み合わせが以前からちょくちょく成立しているのは耳にしていたものの、なかなかこの目で確かめられないまま今日に…